2011年10月9日日曜日

辞書を引かない英語多読-言葉の意味の類推-

前に書いた自律学習の発表討論会で、私は自分の100万語多読の学習について話をした。100万語多読は、①辞書は引かない、②わからないところはとばす、③合わないと思ったら途中でもどんどんやめる、という原則があるのだが、それについて、発表後に出た質問。
本当に全然辞書を引かなかったんですか?
私は1年と少しで100万語に到達したが、その間、辞書を引いたのは、確か2回か3回。多読のやり方が書いてある本には、「どうしても辞書を引きたくなったら引いてもいいが、読んでいる間に引くのではなく、読んだ後で引く」というように書いてあったと思う。そのとおりにした。(ちなみに、私は言われたことをきちんと守るような性格ではなく、英語多読の方法に関しては、私の性格、学習スタイルに合っていただけのことだ。)
辞書を引かないで意味がわかるようになるんですか?
わかるようになったのもあると思う。何度も同じようなところで出てきて(例えば「 」の後ろとか)、その他の文脈があると、あ、そういう意味かな、と思うこともある。
それから、カタカナ語として知っていたものが、英語で出てきて、あ、そうなんだ、みたいなものもあった。
色々意見があると思うが(科学的な研究もあると思うが)、個人的な感触としては、元々単語自体は知っているが使い方に慣れていないものに慣れる、というのが多読のいいところだと思う。いわゆる英語的な言い回し、に慣れる。それは語句の使い方もあるし、文構造みたいなのもあると思う。
私は英語文法は苦手意識があって、読んでいると、もうちょっと文法がわかればなあと思うことがあった。(高校の英語復習本を買ってはみたが、そう言えば、途中まで読んでその後読んでいない。)
多読だけで全てがうまくいく、という人も中にはいるかも知れないが、多読+他のやり方との併用がよいように思う。


【関連記事】
多読

0 件のコメント:

コメントを投稿