2009年12月29日火曜日

ほめる

今日、4年生の授業で「ほめる」をしました。先週、ほめ言葉、ほめる時の言い方などをプリントで配って説明をしておいてあったのですが、今日は、出席者に一人4枚紙を配り、それに名前を書いてもらって回収。友だちの名前が書いてある紙を4枚ずつ配り、その人にほめ言葉を伝えるというアクティビティにしました。先々週、卒業公演があったので、そのことについて「ほめる」ほめ方も今日、新たに説明。ほめられた時に、なんて返事をするかも一応復習しました。
 紙を配ったあとの、準備時間に10分ぐらいかかりました。最初は、紙を見て「えー」という人もいたのですが、「交換禁止!」と言ったあとは、みんな真剣に準備していました。
 「じゃあ、始め!」というと、数人が立ちだし、次第にみんな立って行きました。紙には、書いても書かなくてもいいと言っていたのですが、結局、みんな紙に書いていて、よみながら言っていました。「先生、書いた紙、相手に渡すの?」と聞かれ、「そうだね。」と言って、言い終わった後で、相手に書いた紙を渡していました。中文になるかな、と思いきや、そんなことにはならず、結構みんな話していました。そろそろ終わる頃「あれ、まだ3枚しかもらってない。」という学生。その頃から、なんかみんな楽しそうにやってるんだな、と思えてきました。
 みんな4枚もらえて無事終了。結果、思ったのは、普段あんまりほめたりしないし、照れくさいけれど、外国語だから逆に照れも隠せて言えるのかなあ、そして、それなりにほめられるとみんな嬉しそうにしているし、外国語のアクティビティとして、ちょうどよかったのでは、と思いました。

2009年12月6日日曜日

リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する

リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)

なぜか私が一番気になったというか、心に残ったのは後書きのところ。中原淳氏の内省部分。そして、金井壽宏氏の後書きも読んで、私は初めて「企業内人材育成入門」が書かれたいきさつを知った。何を研究したいか考えて、企業の人材育成をしようと考えた。でも、そう考えただけでは企業は相手にしてくれない。だか ら、「自分が何者であるのか、何をやろうとしているのか」を説明するために、本を出版した。
なるほど、本を出版するって言うのは、こういう意味があるんだ。自分がやりたいことは人にわかるように形にして説明して、それで段々とわかってもらうんだ。って当たり前のようだが、そう思った。まずは、自分の考えをまとめること、そして行動すること!

2009年6月5日金曜日

多読

 2月に日本語の多読研究会に参加してから、英語の多読をしている。(自分で)元々は、学生にやらせる前に自分で体験してみようと思ったものだが、やはり、自分でやると気がつくことが多い。(私の個人的なことも多々あるかも知れないが。)
一番感じたことが、「速さが大事」ということだ。「快適な速さで読む」のが、何というかポイントだと感じた。だから、あまり難しすぎるものは読まないし、つまらないものも読まないし、分からない言葉は辞書でさがしたりしないし、考えたりもしない。
本の見た目も大事。文字が大きかったり、行間が広いと読みやすく感じる。
挿絵も大事。研究会のときにも言われたが、挿絵が理解の助けになる。多読テキストでは、理解の助けになるように絵に気を配っているらしい。
言われている「読みやすさ(YL)レベル」と自分が感じる読みやすさがだいぶ違う。ああ、こういうこともあるだろうな、と思う一方、不安な学習者になると、「ちゃんとできてるのかな」と不安になる。
自分で達成度を感じるということについては、まず、「100万語達成」というとってもわかりやすい目標があるというのが、シンプルでよいと思う。それと、途中で速さをはかってレベルチェックができるのもよい。
自分で感じた「進歩」。なぜか、初期の頃に感じたのだが、グーグルで検索するときに綴りを間違えることが少なくなった。それと、以前はとっても 自信なく入力していたのが、「これでしょ!」という感じで入力できるようになった。あと、最近思うのが、小さい字で文字がいっぱいなのも読めるようになっ た。最初はJunie.B.だったのに。
土日のクラスでは、日本語で少し、多読のまねごとをやってもらっている。みんな楽しそうに読んでくれているので、こっちも嬉しい。今ひとつ、 初級の簡単な本が少ないのが難点。難しいのが読める人は簡単なのも読めるけれど、簡単なのしか読めない人は読める本が少なくなってしまう。自分で作成もし てみたが、やはりつめが甘い。今のところはこんな感じ。