2010年6月3日木曜日

みんなの前での痴話げんか

こないだ、4年生の学生と食事に行ったときに聞いた会話。
4年生の学生(男子)と3年生の学生(女子)がつきあっているのだが、彼女が彼氏に、彼氏の友だちがいる前で、文句を言う、けんかするらしい。それについて、4年生の学生みんなが、逆はいいけど、それはちょっとひどい、と言っていた。逆というのは、4年生の前で、彼氏が彼女に文句を言うのならいいが、4年生の前で彼女が彼氏に文句を言うのはよくない、というのだ。
私が「どうして?」と聞くと「没有面子」だからだという。( 「没有面子」は「メンツがない」と日本語の中で言い換えられるが、私にはなんとなく「メンツがない」と「没有面子」は感覚的に違う気がする。ここでは「立場がない」みたいな感じだろうか。)4年生は彼氏の友だちだから、その友だちの前で彼氏に文句を言うと、彼氏の〈立場がない〉からだと。
私の感覚では、4年生の前で、彼氏が3年生の彼女に文句を言うほうが、彼女がかわいそうな気がする。4年生は彼氏の友だちだから、彼女が彼氏に何を言おうと、友だちは自分たちが知っていることと合わせて彼氏を理解すればよい。でも、彼氏が自分の友だちの前で彼女に文句を言うのは、彼女は大勢の中で一人だけだから、かわいそうだ。
これもいわゆる「面子」の感覚の違いだろうか。

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