2011年9月10日土曜日

電子書籍を買えないわけ

スマートフォンを買った理由の一つが「電子書籍を使ってみたい」だった。電子書籍を体験したいということが一つ。また、家の中に本がかなりあり、引越しの時はそれは大変だった。
GALAXY S IIを選んだのも、電子書籍を読むのに、画面が大きめのほうがいいだろうと思ったことが理由の一つだった。
そしてスマートフォンを買った。でも、まだ電子書籍を買えないでいる。
わけは、いろいろ考えて、電子書籍は不便だなと思うからだ。

私はよく人と本を貸し借りする。専門書を同僚の先生や学生に貸したり、面白い本を学生や姉や友だちにすすめたりする。電子書籍になるとそれができない。そうすると、貸し借りする可能性があるような本は、普通の本を買うことになる。
本をある部分コピーして授業で使うことがある。電子書籍はコピーができない。そうすると、これいつか使えるかも、と思う本は普通の本を買う。
英語多読の本を電子書籍で買おうかと考えた。これは他の人と共有する可能性はない。辞書で何かを調べようとするのも電子書籍のほうが便利かもしれない。しかし、私が読むのは台湾でも売っている一般的な本なので、台湾で普通に本を買ったほうが安い。本にもよるが、例えば英語多読ではまったSophie Kinsellaの本。台湾でよく使うネットでの価格は221元。Amazon.comのKindle Storeでは8.39ドル。221元を米ドルに換算すると7.56ドルなので、台湾のほうが安いのだ。
人と絶対共有しないであろう本を電子書籍で買おうかと考えた。角川の新書なので電子書籍があるかと思ったがなかった。

話は少しそれるが、角川の新書の電子版をさがしている時に紀伊国屋のサイトを見たのだが、海外在住の場合は買えないと書いてあった。買いたい物があるわけではないのだが、なぜ????と思った。以前、雑誌の電子版で海外のみ配信というニュースを読んだことがあるが、雑誌がOKならば本も基本的にOKなのではないかと思うが、理由がよくわからない。

いくつかフリーでダウンロードできる洋書をスマートフォンにいれてみた。でも、別段どうということもなく、わくわくすることもなかった。(お金を払わないものに期待していはいけない。)

うーん。どんなことがあれば、電子書籍を買う気になるのか…。





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