2013年4月12日金曜日

さすがプロ!-シニアの洋服選び-

 先日、某衣料メーカーのファミリーセールに行ったときのこと。
 うちの老人はちょうど今頃着るような薄手のコートをさがしていた。私がいくつか手に取り、老人が試着をしてみる。まあいいけれど…、というぐらいに思っていたら、横で見ていたメーカーの店員さんが、別のコートを持ってきてくれた。それを試着してみると、確かにいい感じに見える。店員さんが持ってきてくれたのを着たのを見て、さきほど「いいけれど…」と思っていた少しいまいちの部分が何なのかはっきりとわかった。うちの老人は痩せているのだが、私が手にとったコートだと、首周りや肩周りが貧相に見えたのだ。店員さんが持ってきてくれたものを着ると、その貧相さがうまく隠されて良い感じに見えた。結局、それは腕周りがきついということで購入にはいたらなかったのだが、店員さん、さすがプロ!と思った。
 さらにもうひとつ。別の売り場で、さして買おうと思ってはいなかったのだが、安さにひかれて老人がパンツを手に取った。それを見ていた店員さん、「どんなパンツがお好みですか?あ、ストレートですね。」と言って、別のものを持ってきてくれた。試着してみると、自分で手に取ったのは全く似合わず、店員さんが持ってきてくれたほうは、実によかった。老人は試着した鏡の自分の姿に満足し、満面の笑顔。二人で、「全然違うね。さすがプロだね。」と話した。パンツのほうは、何がポイントなのか全くわからない。でも、着た感じは全然違う。
 いやあ、さすがプロ。そして、私もさすがプロと思ってもらえるような仕事がしたいと思った。

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