2013年2月1日金曜日

不妊のおまじない

少し前に友人から聞いた話。
 結婚して日本に住んでいる台湾人の友人。息子さんが一人いて、二人目がほしいのだがなかなか授からない。さらに、彼女の友人も子どもがほしいのだができない。ということで、二人分のおまじないグッズを台湾にいる自分の妹さんに頼んだ。
 どういうおまじないグッズかというと、今妊娠している人が妊娠する前に購入した生理用ナプキン。男の子がほしい人はお腹にいる子が男の子の妊婦さんからもらう。女の子が欲しい場合は女の子がいる人からもらう、とのこと。なんかわかりやすいというか、生々しい感じもするなあと聞いた時に思った。そのナプキンは化粧ポーチなど普段身に付けるものの中に入れておくのだという。
友人の妹さんはこのことを知らなかったのだが、職場で周りの人に聞いてみると「もう全部あげてなくなった」という人が多数。結構、知られているおまじないだということに驚いたらしい。妹さんからは、職場の妊婦さん経由のネットワークで、無事におまじないグッズが届いたそうだ。
 私も日本の友人で不妊に悩んでいる人が結構いて、いいお医者さんだとか漢方薬の話だとかは聞いたことがあったのだが、こういうおまじないは聞いたことがなかった。
 私はこの友人のおかげで、不妊、妊娠、出産、避妊などについていろいろ知ったことがある。いつも質問をされるのだが、私はよくわからないので日本の友人に聞くと、「うーん、あまりないと思うけど」ということも多い。それ以外にも、「台湾では一般的」と言われることについて、え!?そうなの?と驚いたこともしばしば。
 ナプキンに関することで妊娠とは関係がないのだが、ドラマを見て驚いたことがひとつ。おととしぐらいだったか、かなり話題になった台湾ドラマで私も見ていたのだが、その中のある場面。
 遠距離恋愛をしている彼氏のところに彼女が初めて来る。彼氏の仕事中に彼女が着いてしまうので、この彼氏は彼女のためにいろいろ準備をする。食べ物はここにあるよ、とか、帰るまで雑誌を見ていてと複数冊の雑誌を整え、さらに、「万が一のために…どのメーカーのがいいかわからなかったから色々買っておいた」と生理用ナプキンまで用意。
 この話を台湾に住んでいる日本人の友人に話したら「そんなことされたら私だったらひいちゃう」。
 なんとなく、ちょっと日常の話題に載せにくいことで、面白い違いを感じることがある。
 
 

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