2012年4月7日土曜日

WWOF(ウーフ)

2月に卒業生のAさんさんからメールをもらった。「wwoofってどう思いますか?」と書かれていたのだが、「wwoof」がなんだかもわからなかったので、どう思うかも答えようがない。その時はそんなものがあるのか…と思ってそのままにしていたら、1か月後、Aさんから「wwoofで、日本へ行ってきます!」というメールをもらった。3月の終わりから3ヶ月の予定で日本に滞在している。先週、数日日本に帰ったので、Aさんに会ってきた。
 wwoofは、日本ではあまり知られていないようだが(Aさんいわく、「日本の友だちに話したら誰も知らなかった」)、台湾では結構流行っているらしい。wwoofジャパンの説明には「『食事・宿泊場所』と『力』を交換するしくみです」と書いてある。要は、働く代わりに、ただで宿泊させてもらい、食事も提供してもらうということらしい。Aさんの滞在先には、Aさんの他に2人のウーファー(wwoofの制度で働いている人)がいる。1人はドイツ人で、もう1人は台湾人。Aさんは観光ビザで滞在しているが、ワーキングホリデービザで滞在する人や、国によっては、その他にも滞在できるビザがあるらしい。
 Aさんと同じところで働いているウーファーの2人はどちらも20代。Aさんは日本語ができるが、他の2人は日本語はできないので、ホストとは英語でコミュニケーションをとっている。
「先生、日本に来たのに英語を話しているほうが多いんだ。」
と、語学留学した人と同じような思いをしている。Aさんは英語が苦手でホストとも日本語。ホストは3人への指示を最初英語で話し、その後Aさん向けにもう一度日本語で話してくれる。ドイツ人のウーファーは1年間の滞在予定で、もうすでに結構長く日本に滞在している。そのドイツ人が話す、日本観やアジア観が面白いと言っていた。
 日本で日本人がウーファーになることもあるらしい。今話題の大学秋入学が始まり、高校卒業と大学入学の間にこの制度を利用する、というのも面白いかも、と思った。
 Aさんからはいろいろ面白い話を聞けた。詳細は次回。

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