2010年5月29日土曜日

さびしいですか

今の学校で仕事を初めて10年になるが、こないだ「招生」に初めて行ってきた。「招生」は、いわゆる大学の営業活動で、高校へ行って「是非、うちの学校に来て下さい!」ってなことをやる。
「招生」がなんたるかも知らず、いきなり「一人で1クラス担当」とか言われ、初回は、周りに面倒がられるほど、「何を話せばいいの?!」と質問しまくり、あせっていたが、どうにか慣れてきた。(やはり外人に任せるのは心配だったのか、「招生中心」の先生が私のクラスには来てくれて、学校の説明をしてくれた。)
慣れてきた3回目。一人1クラスで50分。50分も話すことないし、と思って、動画も用意していったのだが、始まりが予定より多少遅く、さらに、一人でいろいろな配布物を配っていると結構時間がかかってしまったので、PCは使わずに話しはじめた。途中で、また「招生中心」の先生が来てくれて、学校の説明は代わりにやってくれた。日本語を履修しているクラスがいつも担当なのだが、それでも学校によって、日本語が通じるか通じないかは差がある。3回目のこの学校は結構通じるようで、私も日文中文混ぜながら話していた。それでも、一通り話をしたら、20分ぐらいでネタはつきた…。

私 「なんか質問ないですか?」
シーン
私 「え~、全く興味がないってこと??」と高校生相手に、泣きを見せて訴えると、

学生 「先生、出身地は?」(日本語)
私 「あ、東京です」
へえ~~

ちょっと、盛り上がる。

学生 「宿舎はありますか?」(中文)
私 「ありますよ。・・・・・・」中文で説明。

また、シーン。

学生 「先生、結婚していますか?」(日本語)
お、定番の質問。(なぜか、定番)
私 「していません。」

すかさず、別の男の子が手をあげる。
私 「はい、どうぞ」






学生 「さびしいですか?」(日本語)

私、爆笑。
なんというか、うますぎる。

私「さびしくないです。」

学生 「彼氏はありますか?」
別の学生 「『いますか』でしょ。」
私 「100人います。」(いつもこう答える)

その後は、
学生 「何型ですか?」(日本語)
私 「何型に見える?」
学生 「A型。」
私 「ブー」
(このブーをみんながなぜか、リピートする)
私 「O型です。」
質問した学生が嬉しそうに、「私もです。」(日本語)
そして、握手。

私 「みんなは何型?」
私が聞いて手を上げてもらうと、AB型がいない。(後ろで先生が「1人います」と教えてくれた)

ってなことをやっていて、ある学生は、好きなアイドルの写真を見せて
学生 「先生、知っていますか。」
私 「あ、『メイさまの執事』の人」
学生 「そうです。」
私 「好きなの?」
学生 「はい。」

学生 「アニメは好きですか」
私 「好きだけど、おばさんだから、新しいのはあまり知らないの」
(世の中のおばさん、すみません。おばさんだからは、ただの根拠のない言い訳です)
学生は、とてもがっかりした顔をしていた。
ごめんなさい。

今度、「招生」に行く前には、しっかりアニメの会話もできるように、練習しておこう。

高校生のみなさん、それから、先生、
楽しい時間をありがとう。

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