2012年1月15日日曜日

今どき(?)の音楽事情

学期末、会話のクラスで好きな音楽について紹介するというプレゼン練習を設けた。
 私が知らない曲ばかり、というのは予想していたことだったが、思った以上にそれぞれの音楽の好みが違って、今どきはこうなのか、と感じた。
 クラスの人数は30人弱。同じ曲や同じ歌手でダブった発表がないほうがいいなと思っていたが、特に学生には何も言わなかった。発表を聞いてみると、というよりそれ以前に発表原稿を一度提出してもらった時点でわかったことだが、同じ曲も、同じ歌手もいなかった。歌詞も中文、英語、台湾語、韓国語、日本語(順番に意味はない)と色々ある。発表の中で、少し音楽を聞いてもらう部分があったのだが、聞いてみると、曲の感じも、ゆったりとしたもの、バラード風、ロック風、アニメの主題歌とまたそれぞれ。一人、篠原涼子の「恋しさとせつなさと心強さと」を選んだ学生がいて、うわっ懐かしいと思った。
 発表は、時間の都合もあり一人2分30秒と決めていた。準備の時に、「30秒話して、2分音楽を流し続けるなんてのはだめだからね」と言ったら、どのくらいならいいのか、と聞いてきた学生がいた。学生全体に、「曲を流すのは15秒から長くても30秒程度、それ以上になったら聞いているほうが飽きるから」と言い、「えー」と言われたが、それぐらいでちょうどよかったと感じた。私は一応採点をしながらも、もっと聞きたいなあと思った曲をメモして、結構楽しんだ。

 期末の会話のテストは、学生との1対1で行なったのだが、音楽の話題もその中で触れた。話していて、いい機会だから聞いて確かめてみようと思って学生に聞いた。
「私は、お金を払って曲を買いたいけど、CDは荷物になるので、ダウンロードして買いたい。でも、台湾で、お金払った曲を買えるサイトが見つからない。何か知らない?」
 学生は私の「お金を払いたい」発言にびっくりしていたようだが、学生の中で知っている人はいなかった。
 一つだけ私が知っているのはKKBoxだが、オンラインで聞くものなので、iPodを使っている私には使えない。学生にもKKBoxをあげる人がいたが、iPodのことを話したら「そうですね」とのこと。
 ある学生いわく、お金を払ってまで買いたい人は、ダウンロードだけだと、もしPCが壊れた時に曲も聞けなくなるから、CDを買っておくのではないか、と言っていた。
 台湾の曲を買うにはやはりCDか…。

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