2011年8月6日土曜日

音声教材自作 ボイスチェンジャーの失敗

音声教材を作るためにボイスチェンジャーを使ってみた。結果は失敗。PCで聞いているだけならまだよかったが、教室でスピーカーを通すと音が割れて、何を言っているかもわからなかった。調整の仕方がまずいのかもしれないが、とりあえず簡単にはいかないということはわかった。
前からやってみようと思っていたので、こうしてやってみてうまくいかないことがわかったのは、それはそれでよかった。
もしかしたら、また挑戦してみようと思うかもしれないので、今回の失敗作の製作過程を書いておく。

使ったボイスチェンジャーソフトはこれ。
AV Voice Changer Software Diamond Edition

ネットで検索すると「神ボイスチェンジャー」とも呼ばれている。「神」だからすごいんだろうな、と単純に思った。買うと1万円以上する。今回は、無料のお試しで使ってみた。使えるのだったら1万円を出してもいいかなとも思っていた。

このボイスチェンジャーをさがしあてるまで、2、3無料のソフトを試してみたのだが、どれもだめだった。「だめ」というのは、テレビドラマで犯人が電話をしてくる時に声を変えるような、そんな変な声しか出なかった。いかにも機械音だし、また音も割れていて教材に使えるようなものではなかった。
もう記憶もおぼろげなのだが、試してみたのの一つはこれ。
MorphVox Junior
その他、英語で検索をかけて1つか2つやってみた記憶がある。(フリーソフトはPCの動作が不安定になることがあるので、使わないと決めてすぐアンインストールした。)

神ボイスチェンジャーは、YouTubeの【ボイスチェンジャー】完璧な女声に性転換してみた【男→女】を聞いて、普通の声に聞こえるなと思った。


ソフトの操作方法は、下記のサイトに詳しく説明がある。

結果は、最初に書いた通りである。教室に持っていったので、そんなにいい音質ではないが使えるものと思っていた。しかし、大スピーカーに耐えられるようなものではなかったようだ。

もしかしたら、設定の方法を変えれば、うまくいくのかもしれない。しかし、たぶん、それはとても大変で、「労多くして功少なし」の気がする。

元々、なぜボイスチェンジャーを使ってみようと思ったのか。
以前は気軽に録音を頼める同僚がいたのだが、その同僚がいなくなってからは同じ職場に録音を頼める同僚がいなかった。当時の職場はあまり共同で何かをすることをしないし、日本語の音声教材を作ると言ってネイティブ以外の先生が簡単には引き受けてはくれないだろうし、何より私以外の先生はとても忙しくて余分なことをしてもらうのは気が引けて、頼んでみようとも思わなかった。(たぶん、私だけではなく、そういう教師は結構いるのではないだろうか。)
とにかく、私以外の声がもう一つほしい。ボイスチェンジャーが使えれば、もっと録音ができて簡単に音声教材が作れる!と思った。

でも、結果うまくいかなかったのもあり、また、「もっとソフトの使い方がうまくなれば…」と思わないこともなかったが、そこではたと思った。そんなことに時間をかけているよりも、
誰か気軽に頼めるような人と人間関係を構築しその人に頼む
或いは
学生に頼んでいっしょに録音してもらう
というほうが、同じ手間暇をかけるのでも、そちらのほうがいいのではないか。学生の場合、最初は嫌がるかもしれないが、学生にとってもいい練習になるし無駄なことにはならない(と都合よく考える。)

ということで、ボイスチェンジャーを使うのは、これにておしまい。

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